事例紹介
蘭越町貝の館 | 北海道
浮遊性巻貝の1種クリオネに関する分類学的研究
PROGRAM3 海の学び調査・研究サポート
実施期間 | 2016年3月1日 から 2016年5月1日 まで |
主催 | 蘭越町 |
開催場所 | むつ市下北自然の家 研修室 |
調査研究の内容・目的
- クリオネは 1650 年代に初めて図鑑に掲載され、その優雅な泳ぎから古くから親しみの ある生物の一種です。しかしながら、研究があまり進んでいないのが現状でした。
- 今回の調査では、北海道のオホーツク海沿岸で見られるクリオネを採集し、その遺伝子 の配列を調べました。
- 調査の結果、オホーツク海には 2 種類のクリオネが生息していることがわかりました。 1650 年代から現在まで出版された多くの本を調べた結果、どちらの種類も、現在の分 け方 (分類) と異なることがわかりました。広く知られているクリオネですが、その正 体について、本研究で初めて知ることができました。
- ※写真はクリオネ類を採集しているところ (上)、採集したクリオネ類を保管しているところ (左)、 成果を学会で発表しているところ (中)、小学生にクリオネ類の解説をしているところ (右)。