事例紹介
名古屋市博物館 | 愛知県
尾張の歴史・文化的地域性と伊勢湾との関わりに関する考古学・民俗学的研究
PROGRAM3 海の学び調査・研究サポート
実施期間 | 平成29年6月1日〜平成30年2月28日 |
主催 | 名古屋市博物館 |
開催場所 | 名古屋市博物館 特別展示室・部門展示室 |
調査研究の内容・目的
- 名古屋を中心とする尾張・知多の歴史・文化の基層的地域性には伊勢湾との深い関わりがあるが、現在ではほとんど認識されていない。尾張・知多の海にまつわる文化史を学問的かつ観光的に楽しんで学べる特別展を開催し、海の学びとするために調査・研究する。
- 尾張・知多地域の海に関する考古資料・文献資料・民俗資料を調査研究し、古代海民集団の実像、基層的な海の信仰・神話、近世~近代の漁撈や海底・沿岸地形などの文化史を復元することを目指す。また、現代の伊勢湾各所の景観を映像的に記録し、後世に向けたその景観の記録保存を図る。
- 本調査研究では当地方に根ざした海と関わる文化財や景観を抽出し、その由来・背景や当地方の文化形成における意義を見出す。その成果によって、海に育まれた当地域の文化史的地域性を広く学んでもらうことができる。