事例紹介
九州国立博物館 | 福岡県
文化交流展示室 特別展示 「水の中からよみがえる歴史-水中考古学最前線-」
PROGRAM1 海の企画展サポート
開催期間 | 2017年7月15日 から 2017年9月10日 まで |
主催 | 独立行政法人国立文化財機構 九州国立博物館 |
開催場所 | 九州国立博物館文化交流展示室 基本展示エリアおよび第9室 |
入場者数 | 約85,000人 |
企画展の内容・目的
- 日本の周辺海域に存在する水中遺跡(沈没船など)から発掘された遺物などの展示を通して、海(海運、海事文化)が日本の歴史や文化の発展にとって重要な役割を果たしたことを知ってもらうことを目的に実施した。特に、海を越えた交流(交易・文化交流・戦争など)の歴史を学ぶことに焦点を当てた。
- 付帯事業として、水中カメラマンによるトークショー、子供向けの海のサイエンスショー、水中考古学の研究者による講演会、水中遺跡のVR体験などを実施した。海をフィールドとした仕事の紹介、水中遺跡の調査の手法や遺跡の意義など展示遺物からだけでは示せないことに的を絞り、これらのイベントを実施した。また、多くの人に海の大切さを知ってもらうため、歴史にあまり興味のない大人や子供でも楽しめるよう工夫を凝らした。
- 日本では、馴染みのない海の遺跡について理解を深めてもらい、水中遺跡の保護や海そのものの保護の取り組みを進める機運を高めることを目指した。