事例紹介
神戸大学大学院海事科学研究科 海事博物館 | 兵庫県
海事の賑わい:西廻り航路を中心とした近世・近代日本沿海航路の諸相
PROGRAM3 海の学び調査・研究サポート
実施期間 | 平成30年11月19日~平成31年5月31日 |
主催 | 神戸大学大学院海事科学研究科 |
開催場所 | 神戸大学海事博物館、神戸大学百年記念館 |
調査研究の内容・目的
- 神戸市の日本遺産「北前船寄港地・船主集落」として当館所蔵資料も一部認定された。改めて所蔵する近世近代航路に関わる資料、ことに絵図・古文書類を調査し、日本沿海航路の実態把握を目的とした。
- 所蔵品の悉皆調査、再整理を行う。資料を精査・検討し、博物館資料として海事史上に位置付けて、成果内容を当館年報や特別展、学術講演会などを通じて対外的に発信していく。
- 近世近代に活躍した西廻り航路の資料に重点を置き、日本沿海における船舶輸送の往時の様相を学術的に明らかにする。当館の航路絵図などを再評価するとともに、かつて日本の船舶輸送を支えた和船の実態を、模型や絵馬などさまざまな資料とあわせて紹介する企画展へと展開させ、昔も今も私たちの暮らしに、船舶や海運が密接に関わっている事を示していく。