事例紹介
熊本大学日本史研究室資料保全継承会議・安高啓明研究室 | 熊本県
長崎・熊本両県における自然災害(地震・噴火・津波)に関する総合調査―寛政4年「島原大変肥後迷惑」の文献・慰霊碑を中心に―
PROGRAM3 海の学び調査・研究サポート
実施期間 | 平成30年9月1日~平成31年6月30日 |
主催 | 熊本大学日本史研究室資料保全継承会議・高啓明研究室 |
開催場所 | 熊本大学附属図書館・天草キリシタン館・島原松平文庫 |
調査研究の内容・目的
- 平成28年に発生した熊本地震を教訓に、江戸時代に熊本地方で起った震災の歴史資料や民俗資料を調査し、次世代へその実態を伝えていく。また、地域に埋もれた史資料の発掘に努め、資料の保全を訴えていく。なお本年度は天草地方を対象とした。
- 歴史学の調査手法に基づき、古文書や供養塔などの関係資料の調査、古文書や碑文の解読を通じて、当時の状況を正確に記録していく。被災した人たちのリアルな息遣いや、復興のために行政がとった政策などを詳らかにしていくことを目指していく。
- 過去に起こった出来事を教訓として伝え、特に海に囲まれた九州にある県として、地震と津波による被災状況を正確に記録する。海洋教育の一環として、寛政4年の地震と津波をとらえて、情報発信していく。