事例紹介
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸 | 青森県
地域を代表する海洋関連博物館施設の新たな役割と活動に向けて -「海の学び」先駆的モデルの現地調査-
PROGRAM3 海の学び調査・研究サポート
実施期間 | 2019年4月16日~2020年3月1日 |
主催 | 特定非営利活動法人あおもりみなとクラブ |
開催場所 | 青森市港湾文化交流施設 |
調査研究の内容・目的
- 現在、青函連絡船「八甲田丸」では、豊かな海「むつ湾」を次世代に引き継ぐための「海の学び」活動を実践している。今後当館が地域を代表する海洋教育施設として、青森駅前ビーチ完成後を見据え、地域社会が協調し海から広まる「まちづくり」について推進するための新たな役割を担う必要がある。そこで、全国の先駆的な海洋教育を行っている施設への現地調査、海洋教育のノウハウの取得、また海をテーマにした地域のコミュニティとして成功している施設を訪問し、現地の調査結果を報告書にまとめ、青森駅前ビーチ完成後のまちづくりに繋げるため、下記の調査研究を行った。
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- ※青森駅前ビーチとは
- 青函連絡船が80年にわたる役目を終えた今、青森駅前付近の海辺を魚達が集まり、ビーチとしても活用できる砂浜に再生させるため青森県が事業主体となり、令和3年7月完成を目指し工事を進めている。
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- ①内容:海をテーマにした地域のコミュニティとして成功している事例の情報収集
- ②内容:効果的なプログラムの開発と補助教材の活用法や制作についての情報収集
- ③内容:海をテーマにした新たなコミュニティの形成や拠点の設置についての現地調査
- ④内容:新たな拠点の設置に向けた様々な視点を加味した「提案書」の作成
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- ①成果内容:海洋教育を行っている施設への現地調査と活動ノウハウの習得。
- 効 果:今後、活動するうえでの効果的な海の学び活動プログラムの開発と海の学びに役立つ補助教材の活用法や制作につなげる。
- ②成果内容:海をテーマにした地域のコミュニティとして成功している実践例を現地訪問し情報交換。
- 効 果:今後の新たなコミュニティの形成など文化交流施設としての新たな役割と海の学び活動における博物館としての役割についての探求に繋げる。
- ③成果内容:現地調査報告書の作成
- 効 果:海をテーマにした生涯学習の継続や必要性、それらに必要な新たな拠点の設置などの事項をまとめた「提案書」に実践例として反映させる。