事例紹介
一般社団法人環境DNA学会 | 滋賀県
日本の海にはどんな魚がいる?環境DNAで調べる魚類の多様性
PROGRAM2 海の博物館活動サポート Aコース 博物館活動
実施期間 | 2020年7月24日 ~ 2021年3月31日 |
主催 | 一般社団法人環境DNA学会 |
事業の内容・目的
- 海の生物多様性を測る最先端技術である環境DNA 手法を開発した環境DNA学会が,科学技術の面白さを一般市民に伝えることについて多くの経験と技術を擁する日本科学未来館,福岡市保健環境学習室まもるーむ福岡,そして南三陸町自然環境活用センターと協力して,環境DNA 手法を参加者に分かりやすく示し,身近な海の生物多様性を子供たちが自ら調べられるようになることを目的とした。子供たちは自ら採水,濾過をするとともに,各地をオンラインでつなぎ,交流を図った。今般のような大規模な移動が制限される状況においても,各地の子供達が自分の身近な海について調べ,他の地域の海の生き物や生態系との違いを体感するよい機会となった。
- 小・中学生が身近な海に親しみ,触れ合うことができた。また,身近な海にどのような魚が生息しているかを知り,親しんだ。そしてDNA について理解を深めるとともに,環境DNA 手法という最先端の科学技術に触れた。これらにより,海の環境との賢い付き合い方を考える視点が養われると期待される。
- オンライン参加型システムを構築し,身近な海だけでなく居住地から遠く離れた海の様子を知り,親しむように工夫した。このシステムにより,将来にわたり,全国各地どこにいても,この事業に参加することができる。これは現在のように対面でイベントを行えない状況においては,特に有効である。